覚醒
もういい。普通でいたい。
何で私だけなの?
それが私の口癖。


何に対しても敏感で、
人目をよく気にしている私。
どこかで自信が無いと思う。



高校生という名にも自信が持てず、
まだ実感がわかない。


私は恋愛ばかりじゃなく、
真紀と同じ高校に入るために
県内トップの公立高校を目指した。



ずっと落ちると思いながら
勉強をしていた。


どこかで自分を責めて生きていた。
中学生はいろいろと考えているんだ。



そういう姿を見せたかった
という気持ちも多少はあった。
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