覚醒
こんな結果じゃ笑われる。


どうにもならないことを


どうにかしようと必死だった。




気がつけばもう7時で
ずっと歩き続けていた。




「橋本っ!」




ざわつく街の中で
聞き覚えのある声がした。




「先生・・・・・・」



「お前のこと、一ノ瀬から聞いた」

一ノ瀬・・・加世ちゃんかぁ。



そういやぁ今日の事
加世ちゃんに言ったんだった。

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