俺じゃなきゃダメにしてあげる【短編】

朱の唇が小春の首筋に触れた。




「…んﾝ…」




小春が朱の腕を掴んで離さない




離したくなかった




少しはだけたブラウス、朱にじっくり見られるとすごく恥ずかしい…




「…すごく可愛いよ…」




朱の指先が小春の顎に沿って、ゆっくり唇が重なる




「…俺より先に、あいつが小春ちゃんにキスしたんだな…」




少し寂しそうな朱、
怒っているのがわかった




「ごめんなさい…」




「大丈夫…すぐ忘れさせてあげる」




朱の唇が今度は激しく小春をおそう




少し開いた唇の隙間から朱の舌が間髪を入れずに滑りこんできた。




「んﾝ…っ…や」