匿名希望さん、こんにちは。
大浦君が、彼女と別れた…?
「けっこーショックみたいでさ。最近バスケの練習にも身が入ってないんだよなー」
「…そうなんだ…。」
大浦君、だからあんな切なそうな顔…。
「…もしかして、大浦のこと、気になる?」
「え!?」
うつむいていた顔をあげると、真剣な顔をした葉山君がまっすぐ私を見つめていた。
「そんなんじゃないよ~!」
私は首をブンブン横にふった。
すると葉山君はフッと笑って、そっか、と呟いた。