匿名希望さん、こんにちは。
「あ、あのね…!大浦君、すごく切なそうな顔してる。
私でよかったら、愚痴でもなんでも吐いていいよ!
大浦君の痛みは分かってあげられないかもしれないけど。
分かち合ってはんぶんこにはできると思うから…!」
私は目を潤ませながらそう言い切った。
なんで私、こんなに必死なんだろう…
大浦君は、驚いた表情をしていたけど、優しく笑った。
「遠山さんって、そんな熱い人だったんだ。」
大浦君はふう、と一息ついて、また空を見ながら話しだした。
「…俺の話、聞いてくれる?」