匿名希望さん、こんにちは。
「……誰に告白するって?」
「…え?」
そこには、むすっとした大浦君がいた。
「大浦君…」
「遠山さん、昨日の話の続き、したいんだけど。」
昨日の話って…、大浦君の好きな人の話だよね…。
「…とりあえず、来て。」
私は大人しく大浦君の後に続いて、廊下に出た。
「遠山さん、なんで昨日逃げたの?」
「……えーっと、それは……」
大浦君の好きな人のことなんて聞きたくなかった……なんて言えない!!
私が黙ってしまったせいか、大浦君はまた話し始める。
「……遠山さん、昨日葉山に告られたんだって?」
大浦君が、不機嫌そうな顔で話し出した。