匿名希望さん、こんにちは。

次の日。


私のバッグには昨日おそろいで買ったカッパンダが揺れていた。


「ゆんちゃん、おは「おりえええええええ!!」



教室に入るなり、ゆんちゃんが抱きついてきた。



「ゆんちゃん!?」



「話は彼氏に聞いちゃった♪」



彼氏………か。



ちらっと大浦君を見ると、
大浦君も赤い顔してこちらを見ていた。



ボンッっと私の顔も赤くなる。



「織絵、おはよ。」



大浦君が私に近より、髪をワシャっと撫でた。



「おはよう、…優也くん。」

「昨日のキーホルダー、もうつけてくれたんだ。」


「う、うん!嬉しかったから…!」



「いやー、熱いね!」



「ゆんちゃん、うるさい!!」


「ひどいなあ!
相談に乗ってあげた親友に向かって~」



でも、本当にそうだ。
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