異世界に転生しました...てかされました‼︎

「…それで、リンさん。なにがいいかね？」

「え？何ってなんでしょう？」

「娘をここまで送り届けてくださったお礼よ。なにがいいかしら？」

「え！そ、そんなもの、抱くわけには…」

「お父様、お母様。私に御提案がありますわ。」


いきなり隣にいたアリスが、喋りだした。

何か、わたしにとってと～っても嫌な予感…。


「なにかしら？アリス？」






「お姉さまは、今旅をしてあるらしいのです。なので、住む家がないのです。そこで、このウィリスタ城で一緒に暮らしていただくのはどうでしょう。ここはいろんな施設が整っているので、修行をしたければ施設にご案内できますし、寝泊まりもできます。何より私がお姉さまと一緒にいたいんです…。」






「…ちょっと？ありすさん？いきなり言われてm…」

「まぁ！それは名案だわ！」

「え！ちょとまっt…」

「アリスちゃんがそういうなら良いね！よし！一緒に住もう！」

「勝手に話を進めないでよ!?」


何か勝手に一緒に住むこと確定みたい一緒に住むこと確定みたいな!?いやいやいや!!第一私はこんな王族のお屋敷に住みたくないし!!一般民として暮らしたいし!?お金に困らないところは良いけど…。






「国王様!!こんな誰だかわからない奴と一緒に暮らすなど馬鹿げています!!」


おっ!!私とほぼおんなじ考えの人もいるじゃん!!

私たちの後ろには、騎士と思われる男性がいた。フードを深く被っていて顔は見えない。


「お前なんか!!どこか遠くにでも行け!!【転移：ムゲンワープ】」

「えぇぇ!!」


いきなり追い出されちった!!

てか、ムゲンワープって無限にワープできる魔法あったんかい!!
(↑正確に言えば、アリスたちが知らなかっただけです笑笑)