異世界に転生しました...てかされました‼︎

（まあ、それはともかく、村を探して暗くなる前に宿にいかないと…）


俺は頭の中で地図を検索。近くに村があるか調べていると…


「な、なんだと！


村が、ない……」



そう、近くに村や町がなかったのだ。近くといっても、10kmは離れていた。

今の時刻は、午後5時26分…

今日は野宿するか、はたまた頑張って村まで歩くか…。究極の選択枝をさままれた。



「野宿したら、怪物に襲われる危険があるし、村まで歩いていくとなんか物騒だし…どうし「きゃああああああああああ！」なんだ！？」


北の方角から女性の悲鳴が聞こえた。北の方を見ると、ほんのり火の明かりが見える。悲鳴はあそこからだと思う。


とりあえず……


「暇だし行ってみよう！」


俺は全力で北の方角を目指した。