極上ドクターの甘い求愛
前田先輩も、ここまで繭ちゃんに先輩風を吹かせる予定はなかったんですが……結構吹かせましたね、先輩風。
やっぱり恋愛小説に姉御肌キャラありき、ってとこありますよね。
それでも、繭が岩崎に対する気持ちに気付くのは、周りにいる誰かからではなく、自分自身で気付かせるように必死で妄想を膨らませました。
ちゃんと恋する気持ちは自分で実感しないと、ダメですよね。
"大切だからこそ、その人に迷惑をかけたくない。"
そんな想いが空回りしてしまった繭ではありましたが、ちゃんと岩崎とくっつけることができて、作者はただいま安堵しまくりでございます。
自分だけが相手のことを大切に思っているんじゃない、相手だって自分のことを大切に思っているということを、この小説を通して少しでも感じ取っていただければ幸いです。
この作品を執筆していくにつれて、多くの読者様、ファン様にご愛読していただけて、すごくすごく嬉しく思っております。感謝感謝です。
それにもかかわらず、こんな中途半端な形でしか完結できなかったこと、改めてお詫び申し上げます。
またいつの日か、晴れて恋人同士になった2人を続編として帰ってこさせようと、ここに誓わせていただきます!(…あれ、なんか重い?)
――その前に、付き合い初日の2人の夜を少しだけ、お楽しみください。
(次ページからおまけです。)
2015.05.12. ――完結――