労苦
一応拳銃は携帯していた。
携帯許可が出なくても、銃は常に持ち歩いている。
一課の刑事が銃器類を持っているのは、当然と言えば当然だ。
半ば護身用に。
歩きながら、考え続ける。
いろんなことを。
晴海も心配してくれているだろう。
夫が捜査で危険な状況に巻き込まれてないかどうか。
元婦警だから、警察の内情は知っている。
誰よりも。
南新宿署に着き、刑事課に隣り合わせの帳場に入ると、大村がいて、
「ああ、こんにちは、梶間警部に橋村警部補」
と挨拶してきた。
携帯許可が出なくても、銃は常に持ち歩いている。
一課の刑事が銃器類を持っているのは、当然と言えば当然だ。
半ば護身用に。
歩きながら、考え続ける。
いろんなことを。
晴海も心配してくれているだろう。
夫が捜査で危険な状況に巻き込まれてないかどうか。
元婦警だから、警察の内情は知っている。
誰よりも。
南新宿署に着き、刑事課に隣り合わせの帳場に入ると、大村がいて、
「ああ、こんにちは、梶間警部に橋村警部補」
と挨拶してきた。