労苦
てる」
「……」
だんまりを決め込み、歩き出す。
所轄が手をこまねいてなくても、警視庁の人間が事件捜査に協力するのは当然だろう。
そう思っていた。
あの物騒な街で起きた殺人事件を看過するわけにいかない。
歩きながら、そんなことを感じていた。
地下駐車場に停めてある覆面パトカーに揃って乗り込み、運転席の俺も助手席の橋村もシートベルトをする。
エンジンを掛け、アクセルを踏み込むと、車が走り始めた。
都内の道路を。
慌ただしいのだが、俺たちも放っておけないのだ。
亡くなった三原の惨殺死体が脳裏をよぎるごとに思う。
「……」
だんまりを決め込み、歩き出す。
所轄が手をこまねいてなくても、警視庁の人間が事件捜査に協力するのは当然だろう。
そう思っていた。
あの物騒な街で起きた殺人事件を看過するわけにいかない。
歩きながら、そんなことを感じていた。
地下駐車場に停めてある覆面パトカーに揃って乗り込み、運転席の俺も助手席の橋村もシートベルトをする。
エンジンを掛け、アクセルを踏み込むと、車が走り始めた。
都内の道路を。
慌ただしいのだが、俺たちも放っておけないのだ。
亡くなった三原の惨殺死体が脳裏をよぎるごとに思う。