労苦
 だが、組対はいずれフル稼働する。


 神宗会摘発で。


 とにかく、地に足を付けて考える。


 いろいろと思惑はあるのだ。


 個々人の胸のうちで。


 その日も午後9時を回る頃に警視庁を出、自宅へと帰る。


 晴海が出迎えてくれ、一緒に食事を取った。


 夜ぐらいゆっくりする。


 睡眠は六時間程度で、気を張っているから、昼間眠気が差すことはない。


 とにかく前進する。


 いろいろあるにしても。


 そして日曜になり、また朝は普通に起き出して、スーツに着替えた。


 また仕事だ。



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