労苦
第7章
7
土曜もいったん現場から撤収し、車で警視庁へ戻った。
事件は膠着状態だ。
正直なところ。
いくら警察が正攻法捜査をしようが、警視庁の上の人間たちが案件を所轄に丸投げしている以上、進捗はない。
橋村が、
「梶間さん、ひとまず待ちませんか?何か目撃情報とか、新たな手掛かりが見つかるまで」
と言ったので、
「うん。時間を置くのも手だ。どうせ今月下旬から来月上旬まで大型連休があって、捜査は鈍
るしな」
と返す。
帰庁し、一課のフロアへと入っていく。
吉村一課長や、理事官、管理官など複数名が集まって、デスクで話をしていた。
土曜もいったん現場から撤収し、車で警視庁へ戻った。
事件は膠着状態だ。
正直なところ。
いくら警察が正攻法捜査をしようが、警視庁の上の人間たちが案件を所轄に丸投げしている以上、進捗はない。
橋村が、
「梶間さん、ひとまず待ちませんか?何か目撃情報とか、新たな手掛かりが見つかるまで」
と言ったので、
「うん。時間を置くのも手だ。どうせ今月下旬から来月上旬まで大型連休があって、捜査は鈍
るしな」
と返す。
帰庁し、一課のフロアへと入っていく。
吉村一課長や、理事官、管理官など複数名が集まって、デスクで話をしていた。