労苦
 いろいろ考える。


 今後、どうすればこの三原社長殺しの案件が片付くかなどを。


 もちろん、考えてどうなるわけでもないのは事実だ。


 街は暖かい。


 春の陽気だった。


 橋村が後から付いてくる。


 少しきついようだ。


 俺の歩くスピードが速く、追いつけずに。


 合間に持ってきていたミネラルウオーターのボトルで水分補給する。


 思う。


 刑事という仕事も、大変だと。


 とにかく捜査する。


 街の人の流れは速い。



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