労苦
 あっという間に寝入ってしまう。

 
 そしてまた時が流れる。


 翌週の水曜も朝起き出して、洗面を済ませた後、コーヒーを一杯淹れて飲む。


 何かしら、疲れは体の芯に残っていた。


 だが、行くしかない。


 自宅を出て、最寄りの駅へと歩き出す。


 千代田方面への電車に乗り込み、午前8時20分には出勤した。


 十階の捜査一課フロアには橋村がいて、すでに仕事を始めている。


 相方も真面目なのだ。


 俺の方もパソコンを立ち上げて、キーを叩き始める。


 仕事を進めた。


 外は雨降りだ。


 今日も南新宿に行くつもりでいたが、雨だと何かしら辛い。



< 559 / 666 >

この作品をシェア

pagetop