自称異物少女と誠の武士





「はい、土方さんのことなんてこれっぽっちも尊敬してません。自惚れるなよ」



親指と人差し指で表しているが、指と指の間には少しの隙間もない。



完全にくっついている。



「全くじゃねぇか」



「当たり前じゃないですか。何言ってるんですか」



言い合いが始まってしまう。



甘い雰囲気などは存在しないもののこの距離感は嫌いじゃないんだ。




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