自称異物少女と誠の武士





急な告白に見事な間抜け面をしている。



そんなマヌケ面を届けてくれてありがとう土方よ。



「先程の返事です」



「あぁ、そうか。って、えぇぇぇぇぇぇ」



土方の叫び声が部屋中どころか屯所中に響いた。



下手したら近所にも聞こえているかもな。



「そんなに驚くことですか?」



「驚くだろうが。ってなんでお前はそんなにしれっとしてやがんだ」



そんなこと言われても……。




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