自称異物少女と誠の武士





日向side……。



「入るぞ」



土方の声で目を覚ます。



最悪だな。



「決まったんですか?」



「ああ、お前は今日から俺の小姓として働いてもらう」



コショウ?



私に調味料になれと?



「無理です」



「なぜだ」



土方の目が鋭くなる。



なぜそんな顔をする。



調味料にはなれないから無理だっていってるんですが……。



「調味料にはなれないです。それにコショウとして働くの意味がわかりません」



「コショウじゃねぇ。小姓だ」



確かに今回はイントネーションが違うが分かるか。



「わかりましたから、叫ばないでください。うるさいです」



「誰のせいだよ」



自分が短気なせいだろ。




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