自称異物少女と誠の武士





おいお前酷くないか。



私だって割と真剣に悩んでいるんだぞ。



「来い。仕方ないから俺が誰も入って来ないように見張っておいてやる」



腕を掴まれ、引っ張って連れて行かれる。



痛いんですが。



なんですか。



新撰組の人たちはみんな甘くて、みんな強制連行するですね。



なんて考えていると風呂に着き、着物を押し付けられた。



「さっさと入って来い。じゃないと放って別の仕事に行くぞ」



相変わらずの無表情で言う。



酷くないですかね。



山﨑が見ていない間に服を脱ぎ、風呂に入った。




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