自称異物少女と誠の武士





「そういうことだから行くぞ」



「嫌です」



そっぽを向くと襟を掴まれ、廊下を引きずられて行く。



「いいから行くんだよ。お前が行かなかったら歓迎会が成り立たねぇんだよ」



首が絞まるから離せ。



声にならない声で訴えた。



そして今に至るのだった。




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