自称異物少女と誠の武士
第十章 赤い記憶
そのまま長い沈黙が落ちる。
「お前が怒った理由を考えてみたが分からなかった。あの後山崎といるのを見てもやもやした。おかしいんだよ、仕事しようにもどうしても変に考えちまうんだ」
そう言ってどこか悲しそうな顔をしている。
だが何が言いたいのか理解できない。
「どういうことかわからないですけど、とりあえず俺が怒った理由が知りたいってことですか」
「ああ、まぁそういう意味もある」
なるほど……。
これは結構な長話になるからみんな飽きずに聞いてね☆
キャラでもないことを考えてないで話すべきだよね。