自称異物少女と誠の武士
その後学校に登校した私をクラスメイトは自殺志願者としか見なかった。
それは親も同じで関わり方が分からなくなったのか話しかけてくることがなくなった。
それから自分は必要ない人間で悲しむものなんていない。
そう思えば思うほど生きる意味を見失い気付けばからっぽになった。
何度も自殺を試みたが失敗に終わった。
誰かが言っていたんだ。
リストカットは死にたくないからやるものだと。
きっと私は心のどこかで救いを求めていたんだ。
誰かが助けてくれることを馬鹿みたいにずっと望んでいたんだ。