自称異物少女と誠の武士





好きな人と考えてある人物の顔が思い浮かんだ。



その瞬間顔が熱をおびていくのが分かる。



「顔真っ赤だぞ。熱でもあんじゃねぇか」



目の前に土方の顔があり、私の前髪をかき上げて額をこつんと当てた。



「熱はねぇな」



その瞬間土方を思いっきり突き飛ばし、羞恥心から部屋を飛び出した。



何テンパってのよ、私。



なんで土方の顔が浮かぶのよ。



土方コノヤローのことなんて絶対好きじゃないんだから。




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