~命~三日でこの世を去った二匹の子猫
瑠璃がつづけて、 
「赤ちゃん猫はね、母親猫がいないと生きれないの。ミルクを飲ませるのは母親猫、うんちさせるのも母親猫。赤ちゃん猫は母親猫がいないと育てられない。だから、母親猫に返してあげよう?」
そう言われた。
でも、私は、動物は母親以外の匂いが付いてしまうと、自分の子供じゃないと思い、ほったらかしにする。という話を聞いたことがあった。でも、その前に私たちはなでなでしたり、抱っこしたりしてた。

ああ。もう触っちゃってるじゃない。これじゃ、母親猫に帰せない。

と思った。
< 4 / 6 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop