大切なアナタへ

怒りが頂点に達し、あたしは伊藤さんを体育館裏に呼び出した。





「なーにー?こんなとこ呼び出してぇ」





長い髪の毛をクルクルいじりながらそう言う。







「あの・・・もう、上山に近づかないで」






「え~?なんでっ」





なんでって・・・・・





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