「ありがとう」これが最後…
「彩花ごめん!制服着るの楽しみにしてたら
あっという間に出る時間になってて、急いで
出てきたの!」
「春の事だし、そんな事だろうと思った。
待ちあわせ時間より早く来たことないもんね。」
「うー…、ごめんなさい。」
「別にいいよ!
そんなに長時間遅れてないし。
さっ、早く行こっ!」
彩花がそう言ってくれたから、2人で歩き始めた。
彩花はいっつもそうやって許してくれる。
でも、時にはキツく言ってくれるから、そんな彩花に
私はいつも救われてるんだ。
本当に、彩花が親友でよかったなぁ。