「ありがとう」これが最後…
えっ?なんで分かったんだろう。
確かに、彩花が笑った意味があんまり分からなかった。
「う、うん。思った…かな?
なんで分かったの?」
「だって、春は考えてることがいつも顔に出てるからね。
しかも私、春と何年友だちやってると思ってるのー?
それくらい見ればわかる。」
「そーなんだ…。
それじゃあ、なんで笑ったの?」
「それは、ただ単に面白かっただけだよ!」
「なーんだ!そうなの?
じゃあ別に気にすることもなかったね!」
「うん、別に気にしなくて良かったところだよ!
そこは!」
今度こそ、私は本当に笑うことができた。
2人で笑いながら楽しくしゃべっていると、
あっという間に学校に着いてしまった。