カメレオン
☆ミカ☆
「あっ、あのぉー…初めまして!」
急に肩を叩かれ挨拶された。
出席番号が1つ後ろで、入学式での席で私の後ろにいたのが、ミカだった。
「…初めまして!何か緊張しちゃうね。…えっと、どこの中学??」
会話を探しながら、必死さが伝わってきた。
周りを見渡すと、同じ中学の子同士で騒いでいる。
私は、1人ぽつんとしていた。
何故なら、数多くの生徒がいた中で私だけが同じ中学の子とクラスが離れたからだ。
『え?嘘でしょ…!?』
クラス割を見た時の衝撃は半端無かった…。
『仲の良かった人じゃなくても、同じ出身校の子がいてくれるだけでも安心したのになぁ…』
ミカは、同じ町内の他校の子。
見た目は、いたって普通。
黒髪ロングで、少し色黒。部活やってました!と思わせるハキハキ感だ。
同じ中学の子はいるはずなのに、何故だか誰とも話そうとしなかった。
『あ…、えっと名前はナオ。』
初対面は苦手だった私は、ぎこちなく返した。
ミカは、パッと明るく笑顔を返してくれる。
「ナオちゃん、これから3年間宜しくね!!」
ブンブンと大きく手を取られる。
『う、うん!宜しくね。』
ミカから話しかけてくれなかったら、きっかけはつくれなかったと思う。
急に肩を叩かれ挨拶された。
出席番号が1つ後ろで、入学式での席で私の後ろにいたのが、ミカだった。
「…初めまして!何か緊張しちゃうね。…えっと、どこの中学??」
会話を探しながら、必死さが伝わってきた。
周りを見渡すと、同じ中学の子同士で騒いでいる。
私は、1人ぽつんとしていた。
何故なら、数多くの生徒がいた中で私だけが同じ中学の子とクラスが離れたからだ。
『え?嘘でしょ…!?』
クラス割を見た時の衝撃は半端無かった…。
『仲の良かった人じゃなくても、同じ出身校の子がいてくれるだけでも安心したのになぁ…』
ミカは、同じ町内の他校の子。
見た目は、いたって普通。
黒髪ロングで、少し色黒。部活やってました!と思わせるハキハキ感だ。
同じ中学の子はいるはずなのに、何故だか誰とも話そうとしなかった。
『あ…、えっと名前はナオ。』
初対面は苦手だった私は、ぎこちなく返した。
ミカは、パッと明るく笑顔を返してくれる。
「ナオちゃん、これから3年間宜しくね!!」
ブンブンと大きく手を取られる。
『う、うん!宜しくね。』
ミカから話しかけてくれなかったら、きっかけはつくれなかったと思う。