男装女子と俺様会長!


「…………」


長い沈黙が続く


なにか言ったほうがいいのよね‥.


でもまた変なこと言っちゃって怒らせるのは嫌だし‥


いやいや、こんな冷めた空気でこの人といる方が辛すぎだよ!


なにか言わないと!


今度は落ちついて怒らせないように…!


そう心の中で固く誓って声を出そうとしたとき


「お前、変なやつだな。」


「えっ?」


「急に変な名前で呼ぶし、俺の顔を鬼とか言うし」


そう言って、怖い顔が緩められた


もう怒ってないのかな?


そう思うと肩の力がフッと抜けるのを感じた。


「良かった‥.もう怒ってないんですね。」


「あ゛‥?」


えっ…


目の前のイケメンさんの顔がまた、鬼のような怖い顔に変貌する


「すみませんっ!」


勢い良く頭を下げた


すると頭上から「はぁーっ」という大げさなため息が聞こえた


「別にそこまで怒ってるわけじゃないんだけど。…まぁ、そこまで謝りたいんならやってほしいことがあるんだけど、いいよな。」


…‥‥.え?










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