男装女子と俺様会長!
その後、教室へ戻った
ん?なんか視線をあちこちに感じるんですが…
周りを見渡すとクラスの皆さんがキラキラとした眼差しを私に向けている
「あの〜何でしょうか?」
「いやいや、ごめんね。まさか転入直後に生徒会に入れるなんて凄いなーって思ってさ!」
「そうそう!生徒会なんて会長が認めた人しか入れないもんな〜」
丁寧に答えてくれた田中君と鈴木君(確かそんな名前だったような‥?)
「でも、雑用係だよ?絶対こき使われるよ‥.
わた…僕やだな…」
やばっ!私って言いそうになっちゃった
「まぁ、大丈夫じゃね?雑用係でも生徒会に入れるだけ凄いって!」
「そうそう!だから頑張れよ!俺達も応援するからさ!」
うぅっ…泣けてくるじゃないか
「うん!そそうだね!田中君、鈴木君、ありがと!」
その時、
ピンポンパンポーン
放送の音が鳴った
『天野小春さん、天野小春さん、至急生徒会室へお越しください。繰り返します……』
「おっ!早速呼ばれてるぞ?じゃ、天野頑張れよ!」
えぇーー?!早速呼び出しですか?!
そう心の中で叫びながら私は生徒会室へ急いだのだった