男装女子と俺様会長!
「失礼します。」
「失礼しま〜す!」
二人、入ってきた
一人は黒縁のメガネをかけていて何だかが真面目そう
もう一人は体育会系?な感じで爽やかなオーラがにじみ出ている
…もちろん、どちらもイケメンと呼ばれる類の人達だ
この生徒会には平凡って言葉は似合わないな
羨ましいすぎだろ
「あの真面目なのが斎藤和都で書記をしてて、元気そうなのが大野涼助、こっちは会計ね。」
「はぁ」
朝倉先輩から説明を受ける
どちらも二年生で私と同じ学年らしい
が、斎藤君からもの凄く見下したような視線が刺さる
対して、大野君からは興味津々といった目をされていて
「話は会長から聞いているが、こんなヒョロいのが生徒会が務まるのか?」
「そう言われればそうだよね~!背も低いし、体も細いしね。」
大野君まで?!失礼すぎでしょ!
そこまで背低くないよ!
生徒会の人達が高いだけでしょ!