男装女子と俺様会長！

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「おい、間違っているぞ。何度言えば分かるんだ？」


あれから一時間も会長から勉強を教えてもらっているのだが、私にはさっぱりだ。


「ぅう…すみません。」


「はあ…、まあいい。そろそろ休憩でもするか。」


呆れられちゃったかな


でも、頑張らないとだよね


すると、休憩をしている朝倉先輩が私を呼んだ


「ねえ！天野ってさ遊園地好き？」


皆の机の上には遊園地の旅行雑誌が乗っていた


「好きですけど…、行くんですか？」


「そう、正解！と言ってもテスト後だけどね。
どう？行く？」


「行きたいです！」


そう答えると、大野君が


「俺達も行きたいです！斎藤も行くよな？」


「はっ？いや、俺は「ということで俺達も参加したいでーす！」


斎藤君、ドンマイ！


大野くんの勝手な決定に肩を落としている斎藤君を横目に私は心の中でそう思った


「会長も行きますか？」


気になったのでそう質問した


すると


「そうだな、楽しそうだし行くか。」


やったー！行くんだ！


…ん？


なぜこんなに嬉しいんだ？


まっ、いっか


「おい、遊びに浮かれるのも良いが今はキッチリ勉強をしてもらうぞ。」


えぇー！


せっかく遊園地で頭がいっぱいだったのに！


会長の鬼畜！


…そうして楽しい（？）勉強会は終わったのだった