男装女子と俺様会長!

図書室の前に着くと、目の前に大きな扉があった


大きいだけではなく、重厚感もある


草花や鳥など西洋風の木彫が目を惹くそのデザインに私は時間を忘れて見惚れてしまっていた


「凄い…!なんだか別世界に来たみたい。」


「大げさだな。」


「えっ?」


突然声のした方に振り返ると、そこには会長がいた


「間抜けな顔だな。」


会長はニヤリと嘲笑うと「行くぞ。」と言って図書室入っていった


「間抜けじゃないです!」


そう叫ぶが会長にちゃんと届いてるのだろうか


もうすでに閉まってしまった扉を開けて私は会長の後を追った



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