男装女子と俺様会長!
図書室に入ると、そこはまるで夢の中のようだった
壁一面にズラーッと本が並び、カーテンから漏れる光がキラキラと光っている
またもや私は時間を忘れて見惚れてしまう
すると、会長が私の腕をグイッと引っ張った
「また間抜けな顔だな。ほら、行くぞ。」
そのまま引きずられるようにして皆のいる机まで来ると、朝倉先輩がからかうような目で見てくる
「相変わらず仲いいねー♪」
その言葉に顔が赤くなった私は半ば八つ当たりのように朝倉先輩にばかり分からない問題の質問をしたのだった
「…………。」
その様子をジッと会長が見つめていたのも気づかずに