ヒーローになりたかった
青葉は目をキラッキラと輝かせた
砂夜、緋御の2人はかなり呆れ顔で食器の片付けを開始している

青葉がくらの隣に寄っているのが俺の視界に映った


それを見てなのかつかさは片しを始めた2人の元へ行き





「あー・・・俺も手伝う」


「珍しいが、お前も嫌か」


「誰だってそうですよ師匠」





黙々と片付けをしている
そして泣きやんだはずのくらの目にまた涙が溜まっている



今、ふと思ったことをくらにぶつけようかな





「未来視ができんなら、こういうの回避できたんじゃね?」






ガシャンッ





緋御の手から食器が落ちた音がやけに、響いた
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