新選組へ ～ 連理之枝 ～

ある日

桝屋にお客様
というか、きぃさんのお友達らしい

宮部 鼎蔵さん、弟の春蔵さんが来た

「すまん！泊めてくれ！」

転がり込んできた


宮部兄弟に挨拶をすると

兄から

「いやぁ、なるほど！
女遊びもしないほど、女に興味が無かった桝屋が、身受けしたいと言った時の驚き！
このように若いとは、思ってなかったが
子作りは、しておるか？」

／／／何、聞いてくんだよ！？


「宮部さん！！琴に変なこときくな！！
大事にしてんだよ！！
仕事に切りがついたら、故郷に帰る！
それまでは、辛抱するって決めてんだ！」

／／／／／ うぅ嬉しいかも

弟「真面目ですねぇ」

兄「奥手なだけだ」

桝「我慢してんだよ！！」


恥ずかしいわ！！ぼけ！！


「私！！夕餉の支度します！！」


逃げよう



部屋を出て、少し離れた位置から

聞き耳を立てる


「明日、池田屋にお前もこい」

「わかりました」


会合か・・・


炊事場で、考える

４人分のおかず何にしよう

新選組は、人数多いから量を考えていた


煮物にしよう


きぃさんの好物





きぃさん、やはり〝俊太郎〟なんだな

部屋には、それらしき書簡もない

明日、きぃさんが出掛ける

その時に探ろう


永倉さんに、火薬の臭いつきの紙渡したけど、慎重な土方さんは動かないだろう

きぃさん、桝屋 喜右衛門は、偽名ではない
本家に挨拶に行ったから、間違いなく
養子として後を継いでいる

新選組として、粗相があってはならない

御用改めて、何も無いではすまない








でも・・・




きぃさんと、２人遠くに行く

それが叶うなら




叶うなら





叶えたい