新選組へ ~ 連理之枝 ~
【土方】
嫌がりもせず、口移しで味噌汁と
お粥を飲んだ
仕上げに石田散薬
総司には、出掛けを諦めて貰い
見舞いを頼んだ
「土方さん、誠くん寝ました」
「またか…」
「またとか言わないで下さいよ!
誠くんは、戦っているんです!」
「なにと?」
「やだなぁ~鈍いって!
年齢のせいかな?」
ゴンッ
「もぉー痛いんですって!!」
「自業自得だ!んで?」
「わかるでしょう?
自分の存在理由ですよ!」
「そ…そうか」
「ここが誠くんの居場所だと、わかってもらえたらいいんですがね
記憶がどれほどあるのか…」
やっぱり、総司に頼んでよかった
「誠を元に戻せそうか?」
「僕には、無理ですよ」
「は?」
「皆で誠くんに、こっちおいでって言うんです!
誠くんが自分で戻ってくるんです!」
なんだ?
威張って言ってるけど
呼べばくるような、簡単なことかよ?
「土方さん!僕を信じてくれてるんでしょう?」
「ああ…」
「なら、誠くんも信じて下さい!
どんな事があっても、味方がいると
気づくだけで、不思議な力が沸いてくるんですよ!?」
「へぇ…」
総司は、自信たっぷりに言っている
大丈夫だ
誠は、戻ってくる
ちゃんと、笑ってくれる
「総司、いくつになった?」
「23ですよ」
「ふーん」
いっちょ前に、大人になりやがって
総司の頭をガシガシと掻き回した
仕事をするため、部屋に戻った
誠の寝顔を見てから
「お前が笑ってねぇと、仕事が出来ねぇよ…なんとかしろ!」
頭を撫でた
嫌がりもせず、口移しで味噌汁と
お粥を飲んだ
仕上げに石田散薬
総司には、出掛けを諦めて貰い
見舞いを頼んだ
「土方さん、誠くん寝ました」
「またか…」
「またとか言わないで下さいよ!
誠くんは、戦っているんです!」
「なにと?」
「やだなぁ~鈍いって!
年齢のせいかな?」
ゴンッ
「もぉー痛いんですって!!」
「自業自得だ!んで?」
「わかるでしょう?
自分の存在理由ですよ!」
「そ…そうか」
「ここが誠くんの居場所だと、わかってもらえたらいいんですがね
記憶がどれほどあるのか…」
やっぱり、総司に頼んでよかった
「誠を元に戻せそうか?」
「僕には、無理ですよ」
「は?」
「皆で誠くんに、こっちおいでって言うんです!
誠くんが自分で戻ってくるんです!」
なんだ?
威張って言ってるけど
呼べばくるような、簡単なことかよ?
「土方さん!僕を信じてくれてるんでしょう?」
「ああ…」
「なら、誠くんも信じて下さい!
どんな事があっても、味方がいると
気づくだけで、不思議な力が沸いてくるんですよ!?」
「へぇ…」
総司は、自信たっぷりに言っている
大丈夫だ
誠は、戻ってくる
ちゃんと、笑ってくれる
「総司、いくつになった?」
「23ですよ」
「ふーん」
いっちょ前に、大人になりやがって
総司の頭をガシガシと掻き回した
仕事をするため、部屋に戻った
誠の寝顔を見てから
「お前が笑ってねぇと、仕事が出来ねぇよ…なんとかしろ!」
頭を撫でた