新選組へ ~ 連理之枝 ~
慶喜様は、京都守護職 松平 容保様と
仲がいい

その為、俺は容保様のところへ
頻繁にきている

今日は、俺も慶喜様と同行している

慶喜様は、ずっと京に留まることが出来ないため

俺を容保様に預けると仰せだ

隠密として……

新選組を見張るため




容保様は、新選組を重宝がられておいでだ

俺は、人殺しを好まない
もちろん刀は、振れる
殺めた経験もある

しかしながら、新選組の評判は、悪すぎる


人殺し集団やら、みぼろ、壬生狼 等々



慶喜様の側を離れることは、辛いが
主君の為、この仕事を受けた


慶「危ないことは、するな!いいな?」

頷く

容「では、お預かり致します」

慶「夏弥、頼んだぞ」








文久3年 11月 慶喜様が大阪入城してすぐ
俺、夏弥は新選組を見張るために
京で暮らすことになった

容保様への報告は、動きがあったときのみ

自由に任されることは、慶喜様からの
信頼の証

まずは、住む家を探さないとな

容保様に挨拶をして、黒谷を出た
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