新選組へ ~ 連理之枝 ~
慶喜の提案で、桂宮様に直接会って

親王宣下をなかったことにしてもらう

お願いをすることに


紅葉狩りの前日

体調不良のふりをする計画だったが本当に

睡眠不足が祟ったのか、フラフラと
めまいが続いた

それでも、仕事をしていた

輝知の泣き声がして、お芳の部屋に行った

「どうした?」

「夏弥!わからないの!」

輝知を見ると、あの夜のように

お乳を欲しがる仕草をしていた

「お芳、お乳だな」

「昼間に!?」

「関係ないだろ」

モジモジしているから

勝手にお芳の着物をずらした

すぐに泣きやんだ

「夏弥…見ないで…」

肩ごしに輝知を見ていた

離れようとしたら、めまいがして

後ろからお芳に抱きつく形になった

「悪い」 そう言って離れた


すぐに輝知が寝て


お芳が俺の方に向く

「夏弥…」

俺は、めまいが治まってなくて

「うぐっ」

口に手を当てた

「夏弥!どうしたの?」

「悪ぃ横になっていいか?」

返事も聞かず、横になった

気持ち悪い

頭痛い



完璧にふりをしなくてもよくなった




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