新選組へ ~ 連理之枝 ~
【慶喜】
夏弥が、京を離れるのを見たと
知らせがあった
新選組へ
夏弥を解放したと言う為
こっそり城を抜け、佐々木とやってきた
騒がしい庭へ進み、木刀を振る夏弥の姿に
驚愕した
「夏弥!!なぜ…ここにおる!?」
庭には、夏弥に気絶させられたであろう
者がゴロゴロと倒れていた
これだけの数を1人でやれるほど
体調が回復したことに、安堵した
それから、梶田の姿に気づき
新選組の様子から、なるほど
夏弥が、四面楚歌の状態であると
察しがついた
こうなるとわかっていて、なぜ…
カチャッ
山南が刀を抜いた
「山南、刀を収めろ!」
俺の言葉に耳を傾けず、夏弥の助太刀をする気か…
「ならん!!」
佐々木が山南を止めた
「山南さん!!手出し無用と言ったはず」
まわりの者を倒しながら、夏弥が言った
山南は、止めたが
「夏弥!!もうやめろ!!」
夏弥は、次々と倒して進んで行く
もちろん、ただ進むだけでは無い
夏弥だって、打たれている
「やめろ…」
これ以上ボロボロになる夏弥を
見たくない
「夏弥!!」
夏弥に近づいた
梶田の手下が下がる
夏弥が、俺に手を出すことはない
刀を抜き夏弥の後ろに回る
左手で夏弥の体を包み、右手に持った刀を
夏弥の首につけた
「梶田、夏弥は渡さない」
「慶喜様!!何をなさるおつもりで?」
オロオロと取り乱す、梶田
「夏弥…なぜ…逃げてくれなかった?
京を出たのに、なぜ…」
「ごめん…慶喜にこんなことさせて
もういい…もう、疲れたよ
叶わないことを願って、たくさんの人を
巻き込んで…もう、いらない
慶喜… ごめん… 解放して…」
「わかった…」
夏弥の首を切った
刀を捨て、首から出る血を手につけた
夏弥の口を塞ぎ、匂いを嗅がせる
「全て、忘れろ
もう、思い出さなくていい
何もかも、忘れて
思い出すな
2度と俺の所には来るな
春歩でも夏弥でも誠でもない
元のお前に戻れ」
夏弥が気を失い
グッタリと体の力が無くなる
夏弥を抱きしめた
「すまなかった…
もっと早く、解放するべきだった…
夏弥…すまない」
夏弥が、京を離れるのを見たと
知らせがあった
新選組へ
夏弥を解放したと言う為
こっそり城を抜け、佐々木とやってきた
騒がしい庭へ進み、木刀を振る夏弥の姿に
驚愕した
「夏弥!!なぜ…ここにおる!?」
庭には、夏弥に気絶させられたであろう
者がゴロゴロと倒れていた
これだけの数を1人でやれるほど
体調が回復したことに、安堵した
それから、梶田の姿に気づき
新選組の様子から、なるほど
夏弥が、四面楚歌の状態であると
察しがついた
こうなるとわかっていて、なぜ…
カチャッ
山南が刀を抜いた
「山南、刀を収めろ!」
俺の言葉に耳を傾けず、夏弥の助太刀をする気か…
「ならん!!」
佐々木が山南を止めた
「山南さん!!手出し無用と言ったはず」
まわりの者を倒しながら、夏弥が言った
山南は、止めたが
「夏弥!!もうやめろ!!」
夏弥は、次々と倒して進んで行く
もちろん、ただ進むだけでは無い
夏弥だって、打たれている
「やめろ…」
これ以上ボロボロになる夏弥を
見たくない
「夏弥!!」
夏弥に近づいた
梶田の手下が下がる
夏弥が、俺に手を出すことはない
刀を抜き夏弥の後ろに回る
左手で夏弥の体を包み、右手に持った刀を
夏弥の首につけた
「梶田、夏弥は渡さない」
「慶喜様!!何をなさるおつもりで?」
オロオロと取り乱す、梶田
「夏弥…なぜ…逃げてくれなかった?
京を出たのに、なぜ…」
「ごめん…慶喜にこんなことさせて
もういい…もう、疲れたよ
叶わないことを願って、たくさんの人を
巻き込んで…もう、いらない
慶喜… ごめん… 解放して…」
「わかった…」
夏弥の首を切った
刀を捨て、首から出る血を手につけた
夏弥の口を塞ぎ、匂いを嗅がせる
「全て、忘れろ
もう、思い出さなくていい
何もかも、忘れて
思い出すな
2度と俺の所には来るな
春歩でも夏弥でも誠でもない
元のお前に戻れ」
夏弥が気を失い
グッタリと体の力が無くなる
夏弥を抱きしめた
「すまなかった…
もっと早く、解放するべきだった…
夏弥…すまない」