新選組へ ~ 連理之枝 ~
【土方】
誠を助けることも出来ず
ただ見ているだけしか出来なかった
記憶を消され、グッタリと慶喜様に抱かれる
自分の無力さと、誠を失った現実と
新選組のこれからと
色々な問題に、頭の中がぐちゃぐちゃだった…
「山南君、切腹を命ずる」
その場にいた者は、伊東さん以外
皆、反対した
伊東派の平助も反対した
誠が山南さんの為にしたことを
無かったことになんて…
「近藤さん!!山南さんは、新選組に
必要だ!!今回は、誠に免じてくれ!!
切腹なんて…」
「新選組の局中法度に背いた
決断は、変わらん!切腹だ!!」
「喜んで、切腹させて頂きます」
「山南さん!!」
「土方君、ありがとう
最後に誠に会えたんだ!悔いはないよ!
誠のことは、慶喜様がちゃんとしてくれる
土方君は、新選組の事をしっかりね!」
「山南さん…」
総司の介錯で、山南さんは逝った
「総司、大丈夫か?」
「本当に優しいですねぇ…土方さん
ふふっ 山南さんと誠、2人を逃がせばよかった…
僕が連れて帰ったから…
ねぇ?近藤さんは、どうして変わったの?」
総司の目から、涙が落ちた
「総司…お前は、俺の指示で動いた
お前のせいじゃねぇ
俺がもっと先を見て、指示をするべきだった…
総司…すまない
山南さんの事、辛かったな
近藤さんに目を覚まして貰おうな!!
今の近藤さんは、ちょっとした病だ!
きっと、元に戻るさ!!」
「土方さんは、変わらないで下さいね」
「総司が見張ってくれりゃいんだよ!」
「誠の役目だったのにね…
土方さん、誠がいるとき、ずっと優しい顔してたよ!
いつも、笑ってたね!怒りんぼうなのに
誠が来てから、あんまり怒ってなかったね…
僕が誠の代わりをできるかなぁ…」
「出来ねぇことを頼んだりしねぇよ!」
「ゲホッ ゲホッ コホ」
「なんだ?また、風邪か?」
「んー?ひいちゃったかな?」
試衛館時代、よく総司と語ったな
近藤さんが
って
総司は、近藤さんの話ばかりだったな
どうにかしねぇとな…
誠を助けることも出来ず
ただ見ているだけしか出来なかった
記憶を消され、グッタリと慶喜様に抱かれる
自分の無力さと、誠を失った現実と
新選組のこれからと
色々な問題に、頭の中がぐちゃぐちゃだった…
「山南君、切腹を命ずる」
その場にいた者は、伊東さん以外
皆、反対した
伊東派の平助も反対した
誠が山南さんの為にしたことを
無かったことになんて…
「近藤さん!!山南さんは、新選組に
必要だ!!今回は、誠に免じてくれ!!
切腹なんて…」
「新選組の局中法度に背いた
決断は、変わらん!切腹だ!!」
「喜んで、切腹させて頂きます」
「山南さん!!」
「土方君、ありがとう
最後に誠に会えたんだ!悔いはないよ!
誠のことは、慶喜様がちゃんとしてくれる
土方君は、新選組の事をしっかりね!」
「山南さん…」
総司の介錯で、山南さんは逝った
「総司、大丈夫か?」
「本当に優しいですねぇ…土方さん
ふふっ 山南さんと誠、2人を逃がせばよかった…
僕が連れて帰ったから…
ねぇ?近藤さんは、どうして変わったの?」
総司の目から、涙が落ちた
「総司…お前は、俺の指示で動いた
お前のせいじゃねぇ
俺がもっと先を見て、指示をするべきだった…
総司…すまない
山南さんの事、辛かったな
近藤さんに目を覚まして貰おうな!!
今の近藤さんは、ちょっとした病だ!
きっと、元に戻るさ!!」
「土方さんは、変わらないで下さいね」
「総司が見張ってくれりゃいんだよ!」
「誠の役目だったのにね…
土方さん、誠がいるとき、ずっと優しい顔してたよ!
いつも、笑ってたね!怒りんぼうなのに
誠が来てから、あんまり怒ってなかったね…
僕が誠の代わりをできるかなぁ…」
「出来ねぇことを頼んだりしねぇよ!」
「ゲホッ ゲホッ コホ」
「なんだ?また、風邪か?」
「んー?ひいちゃったかな?」
試衛館時代、よく総司と語ったな
近藤さんが
って
総司は、近藤さんの話ばかりだったな
どうにかしねぇとな…