新選組へ ~ 連理之枝 ~
客間に戻るとすでに、医者が到着していた

「医者をしております
松本良順と申します」

東「松本医師、ここに必要なことをあげろ!」

「はい…ザッと見た限り、不衛生です
日頃の掃除と、身体の清潔
風呂があればよいですね
残飯も酷い…豚を飼うといい
それから、健康診断をしましょう」

東「近藤、そういうことだ
専門家がこう言っている」

近「しかし!予算が… 」


東宮様が慶喜様をチラッと見た


慶「1部出そう」


東「あぁ…首が痛いなぁ…」


傷の辺りをスリスリする


慶「!!…わかりました!!
半分持ちます!!」


にっこり





本当に記憶がないのか?

俺も慶喜様も、もてあそばれてないか?




「半分ならどうにかなる!良かったな!」





最初から、風呂など計算に入れて

帳簿を見に行ったに違いない…

恐るべし…

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