新選組へ ~ 連理之枝 ~
それから、しばらく床に伏せった
咳をする度に、胸が痛み
息ができない
時には喀血する
苦しい…
見飽きた天井に向かって
思うことは、死にたい…
俺は、生きることも諦めつつあった
そのせいか、治りが遅かった
部屋に隠ってから、何日たっただろうか
桜は、散ってしまったか?
誰とも会話せず過ごす
こうしているうちに、俺のことを皆が
忘れていく
まるで存在していなかったように
それでも…
勝手に仲間だと、家族だと
想うことを許して欲しい