新選組へ ~ 連理之枝 ~
【土方】
家茂様と慶喜様の警護を新選組が任された
二条城から御所内まで厳重に警護する
宴の際もずっとだ
かなり気を張りつめている
宴の前に、天子様が御簾から姿を現す
どことなく… 誠に似ていた
「皆を招いたのは、東宮を公開するためだ
睦仁を呼んで参れ!!」
宮中でも、人目に触れないように生活していたらしい
ざわつく
東宮様が部屋に入られて、さらにざわつく
「なぜ!!その者が!!」
「夏弥!!お前…なぜ!!」
「その者が、東宮様であるはずがない!」
罵声が浴びせられる
天子様の横に並び
凛と座った
ついこの前、東宮様として新選組に来た
俺達の家族… 誠
天子様の側近が、罵声を静め言った
「睦仁親王にあらせられる!!
愚弄は、許さぬ!!」
「その者は、睦仁親王ではない!!
徳川 春歩ではないか!?」
「いや、新選組にいた小童では!?」
「一ツ橋が連れていた夏弥だろう!?」
「女顔だ!間違いない!
睦仁親王ではない!!騙されるな!」
「どのような育ちであれ、睦仁親王が
天子様の御子息であることに、他ならぬ
これ以上の愚弄は、受け付けぬ」
「ならば、最後に確かめさせて下さい!
女という噂を聞きました
睦仁親王が男である証拠をお見せ下さい」
立ち上がり上着物を脱ぎはじめる
慶「お止めください!!」
慶喜様が血相変え声を上げた
東「疑われ続けるより、ここで明らかにした方がいい
慶喜、何か不都合でも?」
そう言ってから
バッ
上半身を裸にした
程良くついた筋肉に胸板
明らかに、男
東「これでいいか?
俺は、春歩や夏弥、誠という名でいたこともある
だから、なんだ?
東宮としての血筋を引いている
俺を愚弄するは、天子を愚弄するもの
次は、ないぞ…」
見惚れるほど格好よい
着物を正す仕草ひとつも綺麗で
育ちの良さがわかる
誠は、立派な東宮様だ!
育てたわけではないが、親心のように
胸が熱くなった
家茂様と慶喜様の警護を新選組が任された
二条城から御所内まで厳重に警護する
宴の際もずっとだ
かなり気を張りつめている
宴の前に、天子様が御簾から姿を現す
どことなく… 誠に似ていた
「皆を招いたのは、東宮を公開するためだ
睦仁を呼んで参れ!!」
宮中でも、人目に触れないように生活していたらしい
ざわつく
東宮様が部屋に入られて、さらにざわつく
「なぜ!!その者が!!」
「夏弥!!お前…なぜ!!」
「その者が、東宮様であるはずがない!」
罵声が浴びせられる
天子様の横に並び
凛と座った
ついこの前、東宮様として新選組に来た
俺達の家族… 誠
天子様の側近が、罵声を静め言った
「睦仁親王にあらせられる!!
愚弄は、許さぬ!!」
「その者は、睦仁親王ではない!!
徳川 春歩ではないか!?」
「いや、新選組にいた小童では!?」
「一ツ橋が連れていた夏弥だろう!?」
「女顔だ!間違いない!
睦仁親王ではない!!騙されるな!」
「どのような育ちであれ、睦仁親王が
天子様の御子息であることに、他ならぬ
これ以上の愚弄は、受け付けぬ」
「ならば、最後に確かめさせて下さい!
女という噂を聞きました
睦仁親王が男である証拠をお見せ下さい」
立ち上がり上着物を脱ぎはじめる
慶「お止めください!!」
慶喜様が血相変え声を上げた
東「疑われ続けるより、ここで明らかにした方がいい
慶喜、何か不都合でも?」
そう言ってから
バッ
上半身を裸にした
程良くついた筋肉に胸板
明らかに、男
東「これでいいか?
俺は、春歩や夏弥、誠という名でいたこともある
だから、なんだ?
東宮としての血筋を引いている
俺を愚弄するは、天子を愚弄するもの
次は、ないぞ…」
見惚れるほど格好よい
着物を正す仕草ひとつも綺麗で
育ちの良さがわかる
誠は、立派な東宮様だ!
育てたわけではないが、親心のように
胸が熱くなった