新選組へ ~ 連理之枝 ~
目覚めたら、なぜか誠が俺の上に馬乗り

「誠?」

真剣な顔つきで

俺を見ている


「誠?なにしてんだ?」

「襲ってみようかと…」

「は?」

「嫌いになりますか?」

「・・・ならないかな?」

「ぷっ 普通なるでしょ」

「誠なら、いいかなって」

「やっぱり、男色なの?」

「ちげぇよ!!」


チュッという音が耳元に響く

本当に首筋を舐めたりする


俺・・・こんな昼間ッから襲われんのか?


おいおい!!


「誠!?」

クイッ


「いでっ」

止めようと出した手を捻られ、力が入らねぇ


「動くなよ…」


誠??
そんな、色気たっぷりな顔どこで覚えた!!


誠が俺の顔に近づいてきた

もう少しで、俺の唇と誠の唇がくっつく




と、思ったが… 誠が離れた





スッ








誠が立ち上がった

















スパーーン 誠「わっ!」

沖「うわぁぁぁぁぁ!!!」

誠「あはははははっ」

沖「僕が、脅かそうと思ったのにぃー!!」

誠「足音聞こえたから~へへへっ」


そのまま誠は、総司と部屋を出て行った



なんだ!? この残念な気持ち

誠は、俺をからかったんだ

いつものやつだ!!

そうだよな?




俺の心臓がうるせぇ




ドキドキいって止まねぇ




なんだったんだよ!!くそっ!!





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