新選組へ ~ 連理之枝 ~
最後の夜を夏弥は、どう過ごすのだろう

ふと、夏弥を横目に見ると


元気ねぇだろ…


無理しているのだろうな


「夏弥?何かあるなら、言ってくれ」

「は?」

「思い詰めてるだろ?」

「や、なんも?
気持ち悪いから、見んな!!」


やっぱり、可愛くねぇ・・・


「土方の前だと、大人しいのになぁ」

「うるせぇ!!/////」


だから…なんに、照れたんだよ





夕食が終わり





それぞれが、部屋に戻る

夏弥は、洗い物をしている

時間を無駄にするな



「後は俺がする」



「佐々木!?気持ち悪い!!
なんなんだよ!!いい加減にしろ!!」

怒る意味がわからない…


「残り少ないだろう?楽しんでこい!」


「///// いいよ…いつも通りで」


「後悔しないようにしろ!
で!?なに、照れてんだよ?」


「うるせぇ!!佐々木が悪い!」


「土方と二人きりが緊張するのか?」


「/////」


「はぁ~その可愛さ、俺に向けてくれたらな」

「はぁ?ないから!!!」



ですよね




「いつも通りでいいんだろ?
普通にしてたらいいさ」


「嫁にだって/////」


「俺も言ったけど?」


「佐々木は、ないから!!」




まったく!!


女だか、男だか!!



可愛すぎて、何でもしてやりたいな



夏弥は、土方しか見てないけどな…

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