新選組へ ~ 連理之枝 ~
「許可出来ない」

「土方さん、信じて下さい!!
危ないことは、しませんから!!」

すっ……するだろ!!

「副長!!誠の力が必要なんです!
お願いします!!」

「お願いします」






このままでいいわけねぇし、
この2人にかけてみるか……


「夜は、永倉と原田だったか?」

「はい」

「山崎、呼んでこい」

「はい」 シュッ


「誠、いいのか?」

「だって、おかしいでしょ?
夜勤ばかり狙われて、誰も敵を見てない
鎌鼬は、刀なんて持たないでしょう?
山崎さんと俺は、夜でも目が効く
少し離れて観ていたら、何か手がかりを
掴めるやもしれません」

「わかった」



信じるしかないか




「土方さん」


「入れ」


シュッ 山崎も降りてくる


「永倉、原田
今夜の巡察、山崎と誠を追尾させる
隊士には、報せるな
あくまでも、2人はついていくだけだ
いいな?」

「「御意」」



誠を監察方として、使う日が来るとはな



近藤さんに、報告しておこう





怒られるな







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