新選組へ ~ 連理之枝 ~
頭を下げた
「行くあてがなく、困っていました
どなたかの小姓で構いません
ここへ置いて頂けませんか?」

「小姓ならいいだろう!」

近藤さんが、俺の肩を掴み頭を上げてくれた

「なんと呼んだらいいかな?」

「名前つけて下さい」

「ないのかい?」

「適当に呼ばれて来たので……」

偽名が思いつかなかった……

「山南くん、何か良い名前ないかい?」

「そうですね……誠?」

「いい!」「さすが!山南さん!」
「新選組らしいな!」
「うん!いいですね!」

土方さんが言った
「よし!誠、お前は俺の小姓だ!
総司!屯所を案内してやれ!」



沖田さんは、愛想よく案内をしてくれた

「誠くん、最初に言っておくけど
子供でも、近藤さんに何かしたら
僕は、許さないから…」

「はい」


よっぽど、好きなんだな
沖田さんのような人がそばに居て、近藤さんは、幸せだな

最後に土方さんの部屋に来た


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