新選組へ ～ 連理之枝 ～

昼過ぎ

試衛館の皆が揃い、お見送りをする

皆がそれぞれ挨拶をする

俺も、何か言いたいけど、言葉がみつからなくて

ギュッ


富沢さんに抱きついた

「今度は、遊んで下さいね……」

ギュッと返してくれて

「約束する、今度は、２人で遊ぼうな！」


皆が俺の行動に、目が点になっている


甘えるとか


あり得ねぇだろ？



仕方ねぇだろ！



さみしいんだから！！





富沢さんの背中が、見えなくなるまで

ずっと見送った


近「さみしいかい？」

「はい…富沢さんと、もっとお話したかったです」

土「すぐ会えるさ、まだ京にいるんだ」

沖「富沢さんなら、明日にでも来そうだね」

永「言えてる！！」

原「ちげぇねぇな！！」


皆は、いつも通り騒いでいたけど

富沢さんがいないだけで

屯所が静かに感じた



ここに来てから、変わったな……俺